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平成の合併が過ぎ、今私はここで暮らしている。 ほくえんの風を 身体中に感じながら。
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この本は二年前、職場の人に勧められて読んだ本だ。
感動した。
百田尚樹の「影法師」を読んだ。
今回、いい本だから自分の手元にも置いておきたいと思いブックオフで購入した。
そしてまた読んだ。

江戸の時代、米が全てだった。
侍の階級は石高で決まった。
一石は米1,000合
一食成人が食う米の量が一合、一日で3合、一年間で
3合×365日=1,095合
一石とは成人1人が1年間に食べる米の量なのだ。

下級武士の子、勘一が竹馬の友 彦四郎と刎頸の契りを結んだのは百姓一揆の為、百姓の親子が処刑される現場を見に行った帰りの出来事だった。
当時、百姓一揆をおこすということは厳しい年貢米に絶えることが出来なかったから。主犯格の百姓は妻、親、子供も同罪として処刑されたのである。
その様な光景を見に行った帰り、勘一と彦四郎は刎頸の契りを結んだ。そのとき勘一が政(まつりごと)の話をした。大放潟を新田に出来ないかと言った。
勘一は五歳の小さな吉田(きった)の死に際を見て、万作(まんさく)が泣きながら息子の名前を叫んだのを聞いて、茅島藩がなすべきはそれだと言った。
そして勘一は彦四郎に、その夢を託したいと思っていると。言った。

しかし、二人の生き方は違った。
彦四郎は影法師の様に生きた、そんな物語だった。

日本は、そんな時代を経て今の平和な世の中に続いている。
私たちが生きている、この時も何時の日か歴史になる。
私の暮らした横吹の段々畑も、先祖の積み上げた一つ一つの努力の結晶なのだ。

 

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プロフィール
HN:
しんしん
年齢:
64
性別:
男性
誕生日:
1960/02/20
趣味:
走ること・空手・詩吟
自己紹介:
12市町村が合併して出来た新浜松市
そこは政令指定都市になった。
その都市の北の隅っこ山間部に佐久間町に暮らしています。
当時、合併の説明に、佐久間町の役場の職員が私の地域に説明に来た。
静岡市に合併した井川地区を例にとり
「佐久間町もイズレ井川地区のようになるでしょう」
と、他人事のように言っていた。
これから私の暮らす佐久間町はどの様になっていくのだろう。
そんな寂しい気持ちでいたころ、ウルトラマラソンを走る人に出会い、
「遠い未来を憂い悲しむより、今を楽しもう」
そんな気持ちになり、自分で北遠でマラニックを企画するようになった。

合併して10年がたった。
当時立ち上げたNPO「がんばらまいか佐久間」元佐久間町の議員が頑張っている姿を見て感動した。
9年間その活動に協力したが、理事たちの夢や希望のない言葉に失望して今は水窪のNPO「山に生きる会」に参加させてもらっている。


袖振り合うも他生の縁
こらからも、偶然でほんのささやかな出会いを大切に、人との絆を大切に、残された人生を歩んでいきたいと思う。
「お金ではなく人の出会いででっかく生きろ」
中村文昭さんYouToube
https://www.youtube.com/watch?v=3myR2kVJ3ns

”しんしん”55歳  
2015/11/25現在。。。
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