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平成の合併が過ぎ、今私はここで暮らしている。 ほくえんの風を 身体中に感じながら。
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「今、コロナ禍のため、直接会ってお話しできないので聞いてくれますか」
と電話があった。
「永遠の『命』があたえられれば幸せだとは思いませんか」
の問いに私は
「いや、人間は死ななければいけないと思う。生きて生きて最後は死ななければ・・・」
と答えた。
そな話は続いた。
話しは過去に戻り、私が横吹に暮らしていたことの話し。湖西市鷲津から引っ越してきて横吹、私の生まれ故郷に帰ってきて夜勤で寝ていた時に、エホバの証人が訪問して話したことがある。29歳の秋の出来事だった。
葬式には近所の人たちが集まって和尚さんを呼んで、拝んでいた。そんなことをしていた。自分家は仏教だとは思っていたが宗派も知らない、そんな自分だった。

訪問してきたエホバの証人の人にも
「私の家は仏教だからと」答えた。
そして
「仏様があり先祖を拝んでいます」と
そしたらエホバの証人の人は
「死んだものを拝んでなんになるのですか、神はこの世で一人です」と
なんか違うな。と思ったけど夜勤だし眠いし帰ってもらった。
そんな時から40年以上たった昨日、エホバの証人からの電話があった。
エホバの証人の方は、あのときの同じようなことを言っていた。
自分の信じるモノを終始一貫伝えている。
29歳のときからいろいろなことがあった。本も多く読んだ。自分は何のために生きているのか哲学の本も読んだ。仏教の本も。江戸時代徳川幕府は民衆の支配のために仏教を利用して檀家制度を広めた。こんなことも知った。
私の先祖は、私たち横吹に暮らす者は、相月のお寺曹洞宗の「東林寺」の檀家となった。
半場に越してきた我が家は、40年間その寺の和尚の御経で亡き人を弔ってきた。
そして昨日のエホバの証人からの電話だった。
その今までお世話になっていた。東林寺の和尚さんが老人ホームに行ってしまった。
今は水窪の和尚さんが代わりを務めている。
元の和尚さんからもらった本「人生生涯小僧の心」塩沼亮潤大阿闍の本を読んだ。竹田恒泰との対談「日本がもっと好きになる神道と仏教の話」もアマゾンで買った。

日本の宗教は何なのか。
江戸時代は檀家制度を広め仏教だった。そして神道もあった。
我が家は神棚もあれば仏壇もある。
日本には様々な宗教があるが、自分の家は仏教だと胸を張って言う人はいない。
先祖がやっていたからと、言うだけだ。
一貫性が無い。
そんな自分も良いのではないか。今思う。
川の流れのように、先祖から受けついだものを持って流れていく人生も。
そう思った。

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プロフィール
HN:
しんしん
年齢:
64
性別:
男性
誕生日:
1960/02/20
趣味:
走ること・空手・詩吟
自己紹介:
12市町村が合併して出来た新浜松市
そこは政令指定都市になった。
その都市の北の隅っこ山間部に佐久間町に暮らしています。
当時、合併の説明に、佐久間町の役場の職員が私の地域に説明に来た。
静岡市に合併した井川地区を例にとり
「佐久間町もイズレ井川地区のようになるでしょう」
と、他人事のように言っていた。
これから私の暮らす佐久間町はどの様になっていくのだろう。
そんな寂しい気持ちでいたころ、ウルトラマラソンを走る人に出会い、
「遠い未来を憂い悲しむより、今を楽しもう」
そんな気持ちになり、自分で北遠でマラニックを企画するようになった。

合併して10年がたった。
当時立ち上げたNPO「がんばらまいか佐久間」元佐久間町の議員が頑張っている姿を見て感動した。
9年間その活動に協力したが、理事たちの夢や希望のない言葉に失望して今は水窪のNPO「山に生きる会」に参加させてもらっている。


袖振り合うも他生の縁
こらからも、偶然でほんのささやかな出会いを大切に、人との絆を大切に、残された人生を歩んでいきたいと思う。
「お金ではなく人の出会いででっかく生きろ」
中村文昭さんYouToube
https://www.youtube.com/watch?v=3myR2kVJ3ns

”しんしん”55歳  
2015/11/25現在。。。
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