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平成の合併が過ぎ、今私はここで暮らしている。 ほくえんの風を 身体中に感じながら。
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残暑厳しい8月の末、土曜日の朝、浜松駅南口から天竜区佐久間町にある「上島キャンプ場」までの60㎞を走ろうというメンバーが集まってきた。

12市町村が合併して新浜松市ができ、私が暮らす北遠(ほくえん)は浜松市の一部になり、当時の合併で「旧12市町村が其々キラキラと輝くクラスター型の浜松市を目指す」そんな言葉に少しの希望を持って
自分 一人で走った、この道。

12市町村が合併して出来た新浜松市を12回目に走る仲間。
ある人は、三重県からやってきた。
先日、静岡新聞で長野県売木村村長の公演記事が載っていた。
「人が訪れる、訪れたくなる村をつくるには、内外のひととのつながりが大切」

今回、佐久間まで走ってきた走る仲間。
また、佐久間に暮らし佐久間で教職を退職し地元で地域のために暮らしている人が、私の「冷えたスイカを買って上島キャンプ場に持って来たほしい」そんな言葉に快諾して協力してくれた人。
佐久間の別荘を持ち、佐久間での田舎暮らしを楽しんでいる仲間もいる。
そんな人が、上島キャンプ場での料理を担当してくれた。

12年前、あの合併があったから
人とのつながりを、今以上に大切に暮してきた結果が、今回の「浜松縦断マラニック」になった。

「浜松縦断マラニック」60㎞
始め萩田氏に相談したとき「飯田線で佐久間に行き、佐久間に泊まってから佐久間から浜松に下ったらどうかナ」と言われたが、私は当時佐久間から浜松市街に引っ越す人が多いので、かたくなに「このマラニックは市街から山間部に登って来るのに意義がある」と言ったのを覚えている。

ダムが無い時代、アユが天竜川を遡上してきて、佐久間でも天然の大きく育ったアユが釣れたという。
そんな若鮎のように、山里の佐久間に上ってくる人を願っての「浜松縦断マラニック」だった。
 

最初、上って来るだけだったのが、何時しか往復になった。
浜松市のシンボル「アクトタワー」を背にした往路だったのが、今度は「アクトタワー」を目指しての走り。

天竜川沿いの道は川の流れに沿って、旧天竜市に出て、浜北区からの浜北バイパスは灼熱地獄、真っ直ぐなジリジリと照らす太陽を遮る木陰は何もない。
そんな路を「アクトタワー」目指して走る。
今回、自分は、そんな地獄から逃げ、西鹿島駅から電車でのワープをした。
そして浜松駅に到着した。

人とのつながりをつながりを大切にして、今までやってきた私のマラニック。
あの12市町村の合併があったからからこそ、ここまでやれたのかもしれない。

「浜松縦断マラニック」
縦断縦の方向に断ち切ること。

12市町村が合併して出来た浜松市
日本でも二番目に大きくなった政令指定都市浜松市。
そこを縦断するとはスタートは中田島砂丘だとの意見も聞く。

私にとっての「浜松縦断マラニック」この縦断の意味は。
12市町村の合併をきに様々な人間ドラマがあったことを、中でも浜松市の北部は合併を機に多くの若者の流失を余儀なくされた。
巨大な行政区にして、中山間地にある多くの橋は錆びだらけ。

「しんしん」が、桃太郎侍にふんして一刀両断浜松市を切った(切ってしまいたい)そんな思いの「浜松縦断」であったのであった(^O^)/
 
第12回「浜松縦断」記録

 

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プロフィール
HN:
しんしん
年齢:
64
性別:
男性
誕生日:
1960/02/20
趣味:
走ること・空手・詩吟
自己紹介:
12市町村が合併して出来た新浜松市
そこは政令指定都市になった。
その都市の北の隅っこ山間部に佐久間町に暮らしています。
当時、合併の説明に、佐久間町の役場の職員が私の地域に説明に来た。
静岡市に合併した井川地区を例にとり
「佐久間町もイズレ井川地区のようになるでしょう」
と、他人事のように言っていた。
これから私の暮らす佐久間町はどの様になっていくのだろう。
そんな寂しい気持ちでいたころ、ウルトラマラソンを走る人に出会い、
「遠い未来を憂い悲しむより、今を楽しもう」
そんな気持ちになり、自分で北遠でマラニックを企画するようになった。

合併して10年がたった。
当時立ち上げたNPO「がんばらまいか佐久間」元佐久間町の議員が頑張っている姿を見て感動した。
9年間その活動に協力したが、理事たちの夢や希望のない言葉に失望して今は水窪のNPO「山に生きる会」に参加させてもらっている。


袖振り合うも他生の縁
こらからも、偶然でほんのささやかな出会いを大切に、人との絆を大切に、残された人生を歩んでいきたいと思う。
「お金ではなく人の出会いででっかく生きろ」
中村文昭さんYouToube
https://www.youtube.com/watch?v=3myR2kVJ3ns

”しんしん”55歳  
2015/11/25現在。。。
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