生まれつき身体に大きなアザがある首藤雄三さんの講演が岡崎市図書館交流プラザで行われることを知ったのは去年の暮れのことであった。
首藤雄三さんを知ったのは、FBでアザのある身体を見たからだ。
コメントには母親と雄三さんの会話があった。
母親:「どうして相撲やスイミングとアザを見せることばかりやるのだ」
雄三:「このアザを見せるのは私の使命だ」
母親:「そう」
そんな会話だと思った。
何気ない親子の会話
首藤さんは
「楽しい人権講話ナビゲーター」として日本全国をまわりアザと難病と障がい者とひとり親世帯の理解を深めてもらう講演をしている。
せっかく近くに来るのだ、会うしかない。
そう思い昨日は岡崎市に向かったのである。
飯田線で中部天竜駅~豊橋駅
そこからは旧東海道を自分の足で走って岡崎市を目指した。
豊橋駅7時30分岡崎公園に着いたのは13時30分だった。
岡崎公園で着替えをし、講演をする岡崎市図書館交流プラザに行く。
大きな建物だ、受付で会場を聞き、そこに顔を出して受付をすまし、小腹がすいたので館内のコンビニにて食事をした。
アルコールも少し注入。
ほろ酔い身分で、会場に行き、遅れ気味の首藤さんを待つ。
現れたのは、覆面レスラー姿ではなかった(笑)
講師を近くに感じ、講演は和やかに進んだ。
首藤さんの生い立ち、考え方、etc
小学校の時代は、身体にあるアザを同級生から揶揄された経験を話してくれた。
また、人からは言われるが、自分自身はアザについて、卑屈には思っていなかった。とも。
少年時代から体格は大柄でスポーツも中学(柔道部)高校・大学と(相撲部)だったそうだ。
あるエピソードの話があった。
小学生四年の頃、初任で学級担任になった先生での話し。
先生の自宅に生徒全員が招待されて、お風呂に入った話し。
雄三少年は担任の先生と二人で入ったそうだ。
そのお風呂の中で、お互いに背中を流し最後に先生が
「雄三、ハンデキャップがあるが負けずに生きろ」
そう言われたそうだ。
私は、その先生の気持ちになって雄三少年の気持ちになって、ウルっときた(涙)
ところが、とうの本人、首藤雄三さんは違っていた。
小学校四年生、雄三少年はハンデキャップという言葉を知らなかった。
また、大人の会話でハンデキャップを知り愕然としたという。
ハンデいキャップ=実力差が大きい場合の設定
自分では、そんなこと感じていないのに、大人がそうみる。こと。
世の中、普通こうだから、そんなことがアタリマエに囁かれる。
今回、首藤さんの話を聞いて、そんな自分も自分の考えで同じように世の中のアタリマエを自分で作り出しているのではないかと考えた。
最後に首藤さんから質問は無いかと問いかけられ、聞いて見た。
私:「これだけ体格がいいので、不良になったことは無いですか?」
バカな質問かも知れないが、わたしと同じ世代の首藤さん。
自分の少年時代、そんな人が多かったので聞いて見た。
答えは、首藤さんは不良にはならなかった。そうだ。
逆に、ケンカをしている人を止めたと言っていた。
ここでも思う。
自分の時代はアタリマエだと思っていたこと。
大人なんか、と悪の道。。。
自分をしっかり持てば、たとえ環境が如何であろうと、自分の道を誠実に歩く。
そう思った。
首藤さんの事を知りたい人はユーチューブを
そこは政令指定都市になった。
その都市の北の隅っこ山間部に佐久間町に暮らしています。
当時、合併の説明に、佐久間町の役場の職員が私の地域に説明に来た。
静岡市に合併した井川地区を例にとり
「佐久間町もイズレ井川地区のようになるでしょう」
と、他人事のように言っていた。
これから私の暮らす佐久間町はどの様になっていくのだろう。
そんな寂しい気持ちでいたころ、ウルトラマラソンを走る人に出会い、
「遠い未来を憂い悲しむより、今を楽しもう」
そんな気持ちになり、自分で北遠でマラニックを企画するようになった。
合併して10年がたった。
当時立ち上げたNPO「がんばらまいか佐久間」元佐久間町の議員が頑張っている姿を見て感動した。
9年間その活動に協力したが、理事たちの夢や希望のない言葉に失望して今は水窪のNPO「山に生きる会」に参加させてもらっている。
袖振り合うも他生の縁
こらからも、偶然でほんのささやかな出会いを大切に、人との絆を大切に、残された人生を歩んでいきたいと思う。
「お金ではなく人の出会いででっかく生きろ」
中村文昭さんYouToube
https://www.youtube.com/watch?v=3myR2kVJ3ns
”しんしん”55歳
2015/11/25現在。。。
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