旅を愛する多くの人々にバイブルとして今も読み継がれている沢木耕太郎「深夜特急1」香港・マカオ、を読んだ。
この本は、1970年代のユーラシア大陸横断の旅の本だ。
インドからユーラシア大陸をバスでイギリスを目指す旅、その旅は
「深夜特急1」「深夜特急2」「深夜特急3」「深夜特急4」「深夜特急5」「深夜特急6」続く。
インドを目指そうとする著者は、その旅の前に香港とマカオに出かける、その香港で見て感じたことは。
香港は今、学生デモがある。半世紀前の香港の事が著者の感じたことが開いてある。本だった。
著者が香港のレストランで知り合った学生(張君)、張君のアパートに行くと、その家に働くメイドの人が張君と何やら中国語で話したら著者への態度が明らかに不機嫌になったと言いう。後で張君に「メイドの人と何を話したの」と尋ねたら。「日本人だと・・・」と、張君は申し訳なさそうに話した。と書いてあった。
年老いたメイドの人は日本人に良い印象が無いのだろう。
張君のアパートを見渡すと香港の一般の人の家族が想像される。そうだ。
その家族は1947年、上海から香港に移り住み、父、母と姉、兄、妹、そして張君の6人家族。今姉はアメリカに住み、兄はロンドンに留学中で現在は4人で暮らしているという。張君はアメリカでの留学経験があり。妹もカナダに留学すると言う。
香港の人たちが、来るべき香港のこれからを見据えて財産と子供たちの教育を考えていうのだということを垣間見たそうだ。
また、香港から中国を眺めることのできる国境展望台への坂道を歩いている時に出会った男女5人組との話も印書的だ。
男性二人が日本人で、女性三人が香港人、男性は香港の電気会社に派遣された人で、女性はその会社で働いている女工さんだそうだ。
その日本人の一人が中国語は上手で、どうやって覚えたのですか?と尋ねたら、必死に話を聞いたと答えた。
香港の人、中国の人、日本の人で日・中・英の言葉を交えての会話がはずんだそうだ。
頑君、男女5人組、著者で国境展望台に行き、仲良くなって日本料理屋に行く。中国の若い女の人は最初「日本の料理が食べたい」と言ったのだけど、生の者を食べる文化のない、その若い女の人は気持ち悪がり食べることができなかったそうだ。
その後、7人でディスコに行って、踊った。
そこの、ディスコでアップテンポの曲から、スロウテンポの曲になり、男女がくっ付くように踊っている。
女の子の一人が、著者に向かって、あのダンスは好きかと聞いてきた。
「嫌いだ、暑苦しいから」と答えると。
その女の人が、言った質問が面白い。
日本人が好きなダンスだと、香港で噂されている。
「だって、あれのことジャパニーズ・スタイル呼んでいるんだもん、私たち」
とう言って可愛い声でいつまでも笑い続けた。と。
それから、マカオに向かってギャンブルにハマって、何とかトントンまでにして、宿に帰って、鉄火の女に「ハンサム」と言われ、ホテルを出るとき宿のひとに「ハンサム」意味を尋ねたら「助平」だと聞かされ。
タイに向かった。そのタイの宿で疲れ果てベッドに早く横になりたいと思っていたとき。
娼婦を紹介する人が、何回も何回もやってくる。日本人は金持っていて助平なイメージが着いているようだ。
1970年代から日本人は東南アジアに行って助平なイメージをまいてきた。
助平は日本人だけではないけど、男だったらみんな助平だけど。
東南アジアから見た日本人の印象を、感じた深夜特急1だった。
旅は人生そのもの。
そこは政令指定都市になった。
その都市の北の隅っこ山間部に佐久間町に暮らしています。
当時、合併の説明に、佐久間町の役場の職員が私の地域に説明に来た。
静岡市に合併した井川地区を例にとり
「佐久間町もイズレ井川地区のようになるでしょう」
と、他人事のように言っていた。
これから私の暮らす佐久間町はどの様になっていくのだろう。
そんな寂しい気持ちでいたころ、ウルトラマラソンを走る人に出会い、
「遠い未来を憂い悲しむより、今を楽しもう」
そんな気持ちになり、自分で北遠でマラニックを企画するようになった。
合併して10年がたった。
当時立ち上げたNPO「がんばらまいか佐久間」元佐久間町の議員が頑張っている姿を見て感動した。
9年間その活動に協力したが、理事たちの夢や希望のない言葉に失望して今は水窪のNPO「山に生きる会」に参加させてもらっている。
袖振り合うも他生の縁
こらからも、偶然でほんのささやかな出会いを大切に、人との絆を大切に、残された人生を歩んでいきたいと思う。
「お金ではなく人の出会いででっかく生きろ」
中村文昭さんYouToube
https://www.youtube.com/watch?v=3myR2kVJ3ns
”しんしん”55歳
2015/11/25現在。。。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |