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平成の合併が過ぎ、今私はここで暮らしている。 ほくえんの風を 身体中に感じながら。
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第五章「国謝協力の問題」を救う。
最後は、わたしも知っている(テレビなどで聞いている)
緒方貞子さん(JICA理事長)のお話だった。
緒方さんはかつて国際難民高等分務官事務所(UNHCR)で難民を救う仕事をしていた。
この本のインタビューの時にはJICA「国際協力機構」での仕事の時だ。
JICA「国際協力機構」とは、国から供与されるODA(政府開発援助)を使用し、開発途上国を支援する独立行政法人なのだ。開発途上国を支援すること、それは先進国の務めなのだ。

国際貢献ではなく国際協力出したお金ではなくやった成果に重きを置く、こと。
日本の出したお金も大きい。今、その日本でも「国内の経済の問題を先にする方が先ではないか」との指摘があると池上さんの話がある。
緒方さんの答えは、こうだ。
「如何して支援するのか」という質問に「今の世界、日本もグローバル化を避けては通らないから」と。
緒方さん
グローバル化によって、企業や市民社会が国籍をこえた存在となって世界を繋いでいます。そのような中で、今まで富んでいた国だけが繁栄を誇るのはおかしいと思うのです。貿易問題ひとつをとっても、あらゆる国が他のさまさまな国の影響を大きく受けます。先進国から途上国への援助について、私たちはつい「貢献」という言葉を無意識に使ったり。一方的に施しを与えていると思いがちです。でも、グローバル化の視点に立ってみると、その考えはおごりにすぎません。世界はすでに相互に依存し、共存しているのです。だから「貢献」ではなく「協力」なんですよ。
p222原文まま



その後、緒方さんと池上さんの対談は
アフリカ支援でも中国との情報共有は欠かせない
日本は、今こそアジアとの対等な関係を作り上げるとき
国際舞台で活躍する日本人は女性ばかりになってきた
単なる協力ではなく、
さまざまな段階での問題解決力が求められる
と続いている。


日本人が途上国でビジネスをする。自分だけ(自国の事だけ)ではなく途上国のことを考える。こと。
まさに三方よしの考え。
2010年のブログ
売り手よし買い手よし地域よし

緒方貞子さんは
1927年〈昭和2年〉9月16日 - 2019年〈令和元年〉10月22日まで生きた人だ。
享年92歳
この池上さんとの対談のときは83歳

2020年1月、こんなブログを書いた。
『人間の真価は、彼が死んだ時、何を為したかではなく、何を為そうとしたかである。』
緒方貞子さんの目線は世界に広がっている。日本の国際舞台で働いている女性に、その先が繋がっている。

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プロフィール
HN:
しんしん
年齢:
64
性別:
男性
誕生日:
1960/02/20
趣味:
走ること・空手・詩吟
自己紹介:
12市町村が合併して出来た新浜松市
そこは政令指定都市になった。
その都市の北の隅っこ山間部に佐久間町に暮らしています。
当時、合併の説明に、佐久間町の役場の職員が私の地域に説明に来た。
静岡市に合併した井川地区を例にとり
「佐久間町もイズレ井川地区のようになるでしょう」
と、他人事のように言っていた。
これから私の暮らす佐久間町はどの様になっていくのだろう。
そんな寂しい気持ちでいたころ、ウルトラマラソンを走る人に出会い、
「遠い未来を憂い悲しむより、今を楽しもう」
そんな気持ちになり、自分で北遠でマラニックを企画するようになった。

合併して10年がたった。
当時立ち上げたNPO「がんばらまいか佐久間」元佐久間町の議員が頑張っている姿を見て感動した。
9年間その活動に協力したが、理事たちの夢や希望のない言葉に失望して今は水窪のNPO「山に生きる会」に参加させてもらっている。


袖振り合うも他生の縁
こらからも、偶然でほんのささやかな出会いを大切に、人との絆を大切に、残された人生を歩んでいきたいと思う。
「お金ではなく人の出会いででっかく生きろ」
中村文昭さんYouToube
https://www.youtube.com/watch?v=3myR2kVJ3ns

”しんしん”55歳  
2015/11/25現在。。。
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