この本は「生きるために本当に大切なことはなんなのか」そんなことを考えていく哲学の本です。
昭和の初期、比較的裕福な少年コペル君と、そのオジサンとの話で物語は進んで行く。
コペル君はデパートの屋上から下を見て、人の営みを観察する。
そしてコペル君は、一人ひとりが協力して社会を築いていくのを感じた。
その感じたことをオジサンと話し、そのオジサンはノートに綴った。おじさんノートだ。
物の見方について
潤一君。
今日、君が自動車の中で「人間て、ほんとうに分子みたいなものだね」と言ったとき、君は、自分では気がつかなかったが、ずいぶん本気だった。君の顔は本当に美しく見えた。しかし、僕が感動したのは、そればかりではない。ああいう事柄について、君が本気になって考えるようになったのか、と思ったら、僕はたいへん心を動かされたのだ。・・・・・。
原文から抜粋
子どものうちは誰でも、自分中心で考える。広い世界を知らないから、それは当然だと思う。
それが大人になると様々な事が分り、自分中心ではいられなくなる。
オジサンはコペル君が、広い世の中で自分中心と考えなくなり「自分は一分子だ」そのように思った事に感動した。
この物語は、昭和の初期に書かれた話だ。
この物語が書かれて、現在半世紀以上の月日が流れている。
アメリカではトランプ大統領が「アメリカ第一主義」と言って当選した。
東京では「東京ファースト」と小池都知事は言った。
また、静岡県知事はリニヤのトンネル工事で静岡県の水問題を叫んでいる。
アメリカの大統領はアメリカのこと。
東京都知事は東京都のこと。
静岡県知事は静岡県のこと。
それを考えるのはアタリマエ。しかし、それでいいのでしょうか。
君たちは、どう生きるか。そこに出てくるオジサン、その人は大学を出てからまだまもない人です。
20歳代前半でしょうか。
日本人には、このような人がいた。
君たちは、どう生きるか。
オジサンは、コペル君だけに問いかけているのでなない。
今を生きるみんなに問いかけているのだ。
そこは政令指定都市になった。
その都市の北の隅っこ山間部に佐久間町に暮らしています。
当時、合併の説明に、佐久間町の役場の職員が私の地域に説明に来た。
静岡市に合併した井川地区を例にとり
「佐久間町もイズレ井川地区のようになるでしょう」
と、他人事のように言っていた。
これから私の暮らす佐久間町はどの様になっていくのだろう。
そんな寂しい気持ちでいたころ、ウルトラマラソンを走る人に出会い、
「遠い未来を憂い悲しむより、今を楽しもう」
そんな気持ちになり、自分で北遠でマラニックを企画するようになった。
合併して10年がたった。
当時立ち上げたNPO「がんばらまいか佐久間」元佐久間町の議員が頑張っている姿を見て感動した。
9年間その活動に協力したが、理事たちの夢や希望のない言葉に失望して今は水窪のNPO「山に生きる会」に参加させてもらっている。
袖振り合うも他生の縁
こらからも、偶然でほんのささやかな出会いを大切に、人との絆を大切に、残された人生を歩んでいきたいと思う。
「お金ではなく人の出会いででっかく生きろ」
中村文昭さんYouToube
https://www.youtube.com/watch?v=3myR2kVJ3ns
”しんしん”55歳
2015/11/25現在。。。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |