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平成の合併が過ぎ、今私はここで暮らしている。 ほくえんの風を 身体中に感じながら。
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ある日のこと、極楽の蓮池の周りを散歩していたお釈迦様は、地獄で苦しむ亡者どもの姿を眺めていた。そしてその中にカンダッタという男がいたことに気付く。そのカンダッタは生前は大泥棒として悪事の限りを尽くした男だった。
お釈迦様はこのカンダッタも、たった一つだけ良いことをした事を知っている。ある時、蜘蛛の命を奪わずに助けたことがあったのだ。何とかこの悪人を救い出そうと、お釈迦様は極楽の蜘蛛の糸を蓮池から下ろされた。
カンダッタは蜘蛛の糸を見つけ蜘蛛の糸を上る。
自分は助かると思う。
ところが他の亡者たちも、その蜘蛛の糸を上ってくるではないか。
蜘蛛の糸が、このままでは切れてしまうかも知れない。
そう思ったカンダッタは、糸を振ってなんとか亡者を振り落とそうと試みる。
亡者は落ちない、カンダッタは「これは俺のものだ」と叫んだ、そのとき。プツリと音を立てて、糸は切れてしまう。カンダッタはくるくると回りながら、真っ逆さまに血
の池地獄に落ちていった。
この一部始終を見ていたお釈迦様は悲しそうな顔をなさると、再び極楽をぶらぶらと歩いていくのであった。

小学校の国語?道徳?の授業の教科書で見た「蜘蛛の糸」
カンダッタは蜘蛛の命を奪わずに助けた、この縁で蜘蛛の糸が下りてきて、その糸で助かろうと必死に上った。が、「これは俺のものだ」と叫んだ途端に、蜘蛛の糸は切れた。

私は田舎に暮らしている。
先週の日曜日、国道をジョギングしているとレジャーの人なのか、車の上に船を積んだ車が北上ししてくる。
たまの休み、空気の良い田舎に遊びに来る。しかし、不要不急の外出を控えなさいと言っている。

私はカンダッタにはならない様に、気を付けよう。

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プロフィール
HN:
しんしん
年齢:
64
性別:
男性
誕生日:
1960/02/20
趣味:
走ること・空手・詩吟
自己紹介:
12市町村が合併して出来た新浜松市
そこは政令指定都市になった。
その都市の北の隅っこ山間部に佐久間町に暮らしています。
当時、合併の説明に、佐久間町の役場の職員が私の地域に説明に来た。
静岡市に合併した井川地区を例にとり
「佐久間町もイズレ井川地区のようになるでしょう」
と、他人事のように言っていた。
これから私の暮らす佐久間町はどの様になっていくのだろう。
そんな寂しい気持ちでいたころ、ウルトラマラソンを走る人に出会い、
「遠い未来を憂い悲しむより、今を楽しもう」
そんな気持ちになり、自分で北遠でマラニックを企画するようになった。

合併して10年がたった。
当時立ち上げたNPO「がんばらまいか佐久間」元佐久間町の議員が頑張っている姿を見て感動した。
9年間その活動に協力したが、理事たちの夢や希望のない言葉に失望して今は水窪のNPO「山に生きる会」に参加させてもらっている。


袖振り合うも他生の縁
こらからも、偶然でほんのささやかな出会いを大切に、人との絆を大切に、残された人生を歩んでいきたいと思う。
「お金ではなく人の出会いででっかく生きろ」
中村文昭さんYouToube
https://www.youtube.com/watch?v=3myR2kVJ3ns

”しんしん”55歳  
2015/11/25現在。。。
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