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平成の合併が過ぎ、今私はここで暮らしている。 ほくえんの風を 身体中に感じながら。
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~いま夕張市民から学ぶこと~
夕張市立診療所所長として夕張市民を見てきた事実を、グラフと実体験で感じたことが書いてある本でした。
『人事を尽くして天命を待つ』
「延命治療」のことが書いてありました。先生は夕張市立診療所所長として夕張に居た4年間で胃瘻を作ったことが1件もなかったと書いてありました。市内で胃瘻を見たのは財政破綻以前に作られた方、市外で作られた方、それらを合わせて4年間で2~3人だったそうです。


「老衰」の死亡診断書の事、
先生は先生になりたての頃、先輩医師から「老衰」このとで、こう言われたっそうだ。
「老衰は病気ではない、しっかりと検査・診断をして病名を確定するのが医師の務めだ」
その後の夕張での95歳の御爺ちゃんの話が心に残った。
ヘビースモーカーだった、その人は、病院には入院しない、訪問診療で行くと酒臭い、そんなお酒好き。
採血も拒む、「俺は病院には行かないよ。医者にも世話にならない」とか。
その人は最後を家で静かに息を引き取った。
医療行為はしなかった。その人の死亡診断書を書くときに迷った。
悩んだ悩んだ末に「老衰」と書いた。
認知症のこと
「リロケーションダメージ」
住み慣れた場所から転居し、新しい環境で暮らし始めた高齢者が、住環境の変化によるストレスで心身に異常が生じることを言います。住環境が変化する機会としては、介護施設への転居、子どもとの同居、入院などが挙げられます。
「安心して徘徊できる街」「認知症にやさしい街」大牟田市の話し。

認知症の発症率は、年齢別に見ると年代が上がるほど増加傾向にあります。
2025年には、高齢者の約20%を占めるとされています。
『人事を尽くして天命を待つ』
どんな状態になろうとも、自分出来ることをやり、天寿を全うする。
その先生は、夕張市でそんな高齢者を見てきた話だった。

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プロフィール
HN:
しんしん
年齢:
64
性別:
男性
誕生日:
1960/02/20
趣味:
走ること・空手・詩吟
自己紹介:
12市町村が合併して出来た新浜松市
そこは政令指定都市になった。
その都市の北の隅っこ山間部に佐久間町に暮らしています。
当時、合併の説明に、佐久間町の役場の職員が私の地域に説明に来た。
静岡市に合併した井川地区を例にとり
「佐久間町もイズレ井川地区のようになるでしょう」
と、他人事のように言っていた。
これから私の暮らす佐久間町はどの様になっていくのだろう。
そんな寂しい気持ちでいたころ、ウルトラマラソンを走る人に出会い、
「遠い未来を憂い悲しむより、今を楽しもう」
そんな気持ちになり、自分で北遠でマラニックを企画するようになった。

合併して10年がたった。
当時立ち上げたNPO「がんばらまいか佐久間」元佐久間町の議員が頑張っている姿を見て感動した。
9年間その活動に協力したが、理事たちの夢や希望のない言葉に失望して今は水窪のNPO「山に生きる会」に参加させてもらっている。


袖振り合うも他生の縁
こらからも、偶然でほんのささやかな出会いを大切に、人との絆を大切に、残された人生を歩んでいきたいと思う。
「お金ではなく人の出会いででっかく生きろ」
中村文昭さんYouToube
https://www.youtube.com/watch?v=3myR2kVJ3ns

”しんしん”55歳  
2015/11/25現在。。。
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