1994年(平成6年)6月27日
長野県松本市で起きた「松本サリン事件」
オウム真理教教徒らにより、神経ガスのサリンが散布されたもので、被害者は死者8人、重軽傷者660人に及んだ。
サリンのような化学兵器クラスの毒物が一般市民に対して無差別に使用された世界初の事例、その事件で被害者であった、また第一通報者であった河野義行さん
この本は、松本サリン事件で冤罪未遂事件・報道被害事件に遭遇した河野義行さんの本。
2月26日(日)
そこまで言って委員会で冤罪問題についてやっていた時に河野さんが出ていたので、昔買った「命あるかぎり」を読み返してみた。
河野義行
命あるかぎり
松本サリン事件を越えて
プロローグ ユリの花
Ⅰ オウムとサリン
Ⅱ 犯罪被害者として
Ⅲ 家族の絆
Ⅳ 我が家の子育て
Ⅴ 友情に包まれて
Ⅵ 長野県公安委員会
Ⅶ 冤罪防止の第一歩
Ⅷ マスコミ報道への苦言
Ⅸ スイカ畑と空気銃
Ⅹ 渓流釣りを愉しむ
エピローグ 幸せに生きるために
1950年生まれの河野さんは愛知県豊橋生まれの人だ。
Ⅸ スイカ畑と空気銃
で、学生時代かなりツッパッテいた時の思い出を綴っている。
中学校一年のときの思い出で
運動会の準備をサボっている生徒を教壇のまえに立たせた教師の話
サボっていた生徒に「なにか言い訳はあるか?」その質問に「ない」と答え、教師は突然の往復ビンタ。
一発二発なら私も素直に反省しただろうが、その教師は感情的になり十往復以上も殴り続けたそうだ。
その間、河野さんはその教師の目を見つめたまま瞬きもしないで殴られていた。それも、担任の感情を高ぶれせていなのかもしれない。
ようやく殴り終わると「帰れ!」と、担任は言った。
私も腹の虫が治まらず、まさか殴りかかるわけにもいかないので「卒業式のとき、覚えていろよ」などと、すごみをきかせた。
当時の先生は生徒を殴るという行為を何とも思わないような人もいたのは事実だ。
また、生徒も、そんな不条理な教師に卒業後、殴り返す報復みないなものもあったのも事実だ。
昔はこんなことが普通にあった。
また
自分のことしか考えないような優等生よりも、筋が一本通っている彼らと一緒にいる方が楽しかった。
という事も書いてあった。
最近は筋の通っている輩の少なくなったことか、昔、教師に逆らった奴が最近は子猫みたいにゴロゴロしている奴の多いことに寂しく思う。
命あるかぎり
日本人の平均寿命は80歳とるすと、私の残りの人生はあと24年間。
この人生を何に使うのか。決めるのは自分だ。
エピローグ 幸せに生きるために
まず臨終のことを学んでからほかのことを学べきである。という教えが仏教にはあるようだが、私はこの考え方に共感する。私の人生観は、まさしく人の死を見つめることで形成されてきたように思うからだ。
原文まま
数日前、隣の御爺さんが亡くなった。
享年91歳だった。
昔、まだ若かったころ、その人に清酒を一杯ご馳走になったことがある。
コップに並々注がれた清酒の味は今も忘れられない。
命あるかぎり
この河野さんの本を数十年前に読んだ、今、また数十年たって読み返した。
自分もまた命あるかぎりやならけらばならないことがある。
それは・・・・・。
そこは政令指定都市になった。
その都市の北の隅っこ山間部に佐久間町に暮らしています。
当時、合併の説明に、佐久間町の役場の職員が私の地域に説明に来た。
静岡市に合併した井川地区を例にとり
「佐久間町もイズレ井川地区のようになるでしょう」
と、他人事のように言っていた。
これから私の暮らす佐久間町はどの様になっていくのだろう。
そんな寂しい気持ちでいたころ、ウルトラマラソンを走る人に出会い、
「遠い未来を憂い悲しむより、今を楽しもう」
そんな気持ちになり、自分で北遠でマラニックを企画するようになった。
合併して10年がたった。
当時立ち上げたNPO「がんばらまいか佐久間」元佐久間町の議員が頑張っている姿を見て感動した。
9年間その活動に協力したが、理事たちの夢や希望のない言葉に失望して今は水窪のNPO「山に生きる会」に参加させてもらっている。
袖振り合うも他生の縁
こらからも、偶然でほんのささやかな出会いを大切に、人との絆を大切に、残された人生を歩んでいきたいと思う。
「お金ではなく人の出会いででっかく生きろ」
中村文昭さんYouToube
https://www.youtube.com/watch?v=3myR2kVJ3ns
”しんしん”55歳
2015/11/25現在。。。
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